マル・デ・エンベロ:
葡萄酵母と一緒に熟成
「マル・デ・エンベロ」という名前は、「熟した葡萄色の海」という意味です。これは、夏の終りに、すっかり熟して黄色に色付いた葡萄畑が、波打った金色の海のように見えることを表現しています。私たちは、このアルバリーニョ種の葡萄から、その特徴である香りの高い、気品のあるワインを作るため、試行錯誤を重ねてきました。「マル・デ・エンベロ」は、アルバリーニョ種の葡萄のみを使った白ワインであり、さまざまな面から飲む人を惹きつけます。まず、その色は、艶のある金色がかった薄い黄色で、グラスに注ぐと、新鮮な果物の香りが鼻腔を刺激します。葡萄酵母とともに時間をかけて寝かせたこのワインは、口に含むと、実に奥の深い、そしてまろやかで、あくまでもエレガントな味と香りが持続します。
2021 年物のデータ
葡萄の種類
アルバリーニョ100%
ワイン原産地
スペイン・ガリシア州リアス・バイシャス
醸造過程
収穫した葡萄から、茎や葉を取り除いて、葡萄汁を絞った後、低い温度で寝かす。こうすることにより、アルバリーニョ種葡萄が放つ初期の香りが強まり、その独特の芳香を最大限に引き出すことができる。その後、やはり低い温度でじっくりと発酵させる。この間に、葡萄汁は、一層複雑な香りを放つようになる。最終的に、ステンレス製の容器の中で、葡萄酵母の澱とともにゆっくりと休ませて熟成させる。この過程を経ることにより、ワインにさまざまな芳香と味が加わり、さらに深みが増す。
テイスティング
色は、艶のある麦藁のような金色がかった薄い黄色。グラスに注ぐと、アルバリーニョ種独特のフルーティーな香りがほとばしる。特、グレープフルーツのような柑橘系の果物、またリンゴや洋ナシ、アンズなどを思い起こさせる。また、ときおり、ハーブような爽やかな芳香を放つ。口に含むと、まず、フレッシュな酸味と同時に、深みのある柔らかさを感じることができる。しばらく口に含んでいると、酵母の澱と寝かせることによって可能となる、クリームのような滑らかさとともに、アルバリーニョ種ワインの特徴である、長く持続する適度な酸味を含んだ味を楽しむことができる。ロングテイスティングでは、再び、何種類もの果物をミックスしたような香りと味を堪能できる。バランスの取れた、それでいて個性のある白ワイン。
年間生産量
10000リットル
パッケージ
6本入り特別仕様贈答用パッケージ(各750ml)
保存方法
通気が良く、温度変化の少ない日の当たらない場所で保存すること。
ワインをサーブする際の適温
10℃から12℃
賞味期限
推奨は2025年まではですが、その後も品質には問題ありません。
ワインの分析内容
アルコール度数: 12,00%
糖分: 2,50 g/ℓ
pH: 3,49
酸味: 7,60 g/ℓ